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脱オートクレーブ成形とは?

オートクレーブ成形とは

内部を高圧力にすることが可能な

耐圧性の装置や容器、

あるいはその装置を用いて行う処理のこと。

高温、高圧下で長時間かけて

硬化させるので抜群な強度が得られる反面、

成形時間が長くて生産性が低い。

加圧するための容器が必要であり、

コストがかかってしまう。

そこでオートクレーブを使用せず

素材を積層後、

真空にしてから熱硬化性樹脂を含浸して

加熱硬化する。

プリプレグ(予め樹脂を含浸させた素材)を

使用しないので費用低減を実現。

 

カーボンパーツにおいては

ドライカーボンのように樹脂を真空にして充填し、

オートクレープを使用せず乾燥させます。

それによりドライカーボンのように軽量で

​ウェットカーボンのように安価で製作できます。

樹脂は、

一般的に使われるポリエステル樹脂ではなく

ドライカーボンにも使われているエポキシレンジを使用​

ウェットカーボンのハンドレイ(手積み積層)では

不可能な強度と軽量化を実現しました。

カーボンにおいてドライとウェット違いは?

ドライカーボン

オートクレーブという高温の減圧釜で

カーボンファイバーを含んだ材料を

真空状態にしてから焼き固めて作るのが

ドライカーボンです。

しかし、高価なオートクレーブが必要となることや、

製造工程で手作業が多くなることから高価になってしまいます。

ウェットカーボン

カーボンファイバーを樹脂に塗り込んだものを、自然乾燥させて作るのがウェットカーボンです。ドライカーボンようにオートクレーブが不要で、手軽に製造できるのが特徴となっています。
ガラス繊維などと樹脂を組み合わせるFRPも、

同じような方法で製造されます。

自動車用パーツなどで見られるカーボンパーツや、ホームセンターなどで販売されているものは、ほとんどがウェット加工による成形品です。

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